ゴリラの考察

いろんな物事を固い頭で考察していきたいと思います

アイドルアニメを考える

ラブライブ!などの所謂アイドルアニメは、昨今アニメ界においては絶大的な地位を確立している事は言わずもがなであろう。

今回はそんな現在のアニメシーンを席巻するアイドルと言うジャンルについて考えていこうと思う。

1、アイドルアニメとは

さて「物事を考察するときは、対象物の定義から」と言う祖父の遺言通りまずアイドルアニメと言う概念自体を考えていこう。

そもそもアイドルアニメの開祖を考えよう…としたものの、google先生が仰ることには私が聞いたこともない作品が続々と出てくる、2010年代〜始まったものと思っていたアイドルアニメと言うジャンルだが古くからは1970年代からアイドルを主体としたアニメは存在していたようだ。困ったものだ、開祖として絶対的なものがこうなってくると思い浮かばない、私自身がその時代を生きていないからである。その当時どれだけ熱狂されていても40年も時を超えれば流石に冷める…何かないか…と思いながネットサーフィンを続けていると私のiPhoneから名曲が流れ初めた

愛・おぼえていますか

正確にはリン・ミンメイのものではなく最近のワルキューレがカバーしたものである。しかし、マクロスと言うものとアイドルと言うものは強く結びついていると思う。私はマクロスとは三つの要素が併合されたアニメだとつくづく思っている、それが

『ロボット』『音楽』『恋愛』である

そんな作品において一気に『音楽』と『恋愛』の要素を抱え込めるアイドルという存在はとても印象的に感じれる。(マクロスについてはまた別の機会に)

ヴァーチャルアイドルの開祖はミンメイだとしても良いだろう。

さて、昨今のアイドルアニメは超時空要塞マクロスから何が変化していってるのであろうか…

「全然違うやん…」

それもそうだろう、超時空要塞マクロスの根幹とはSFロボットであり決して、アイドルではない主人公もミンメイではなく一条輝である。

やはり、アイドルが主軸となる作品は2000年代を待たなければならいであろう。

さて2000年代におけるヴァーチャルアイドルのトリガーを考えると、やはりアイドルマスターになるだろうか。

アイドル”アニメ”と言っておきながらガッツリアーケードゲームが原点であるこのアイドルマスターシリーズは今現在でも強力なコンテンツとしてオタク界隈を賑わしている。

この作品におけるアイドルとは”職業”でありリアルな部分が映し出されている、アイドルとして舞台にでる”明”と個人のもつ過去や苦悩などの”暗”が対比としてでくる。後々のアイドルアニメの火付け役として位置ずけても良いだろう。

さてアイマスの名前を出してこちらを紹介しないわけにはいかないだろう。

ラブライブ!である

この作品は一見、男性向けの表面が見えるがその実、内側には女児向けアニメのテイストも持ち合わせた印象を受けた、ラブライブ!のおけるアイドルとは廃校から母校を救うという確固とした目標を持っており、前述したアイマスにも「トップアイドルになる」というう目標はあるもの確固たる方法がない。それに比べラブライブ!においては「ラブライブ!に優勝して有名になる」とう言う道筋があり目標の為に努力することが作品を通して見える。(無論アイマスにもそう言ったシーンは数多いがラブライブ!は顕著に感じられた)、また作品内で登場するトラブルや困難の多くは未来に起こりうるものであって現状を変えて未来を救う、いわばヒーローものなどでよく見られる勧善懲悪の敵が存在しない世界観がポイントであろう。また、男性(穂乃果の父を除く)が一切出てこないことも特徴的だろう。女子高生が自らの力で問題を解決していく姿は一種のスポ根といっても差し支えない。

さてこの2作品がアイドルアニメにどのような影響を与えたのであろうか、

個人的には今まで作られてきたアイドルアニメはこの2作品のどちらかにタイプ分けさるのであろう(全てのアニメを見たわけではないのでなんとも言えないが)

まず、アイドルマスタータイプ

こちらは、(リアルな)アイドルになった後の話である、自分の思いがいたアイドルになれずに葛藤しながらも日々の営業やライブ、レッスンなどを通して各々が目指す姿に近づく姿勢を映し出す作品群だ、Wake up Gilrsなどがこのタイプに当てはまるのだろう。

そして、ラブライブ!タイプ

こちらはその作品の世界において特有のアイドルと言う概念が存在しており、その”アイドル”としての到達点が明確にある、皆がその到達点に向かう中、時には個々の苦難を乗り越えたり、時には団結し合う、そんな光景が現れる系統だろう、アイカツやプリパラなどがこの作品の主なものだろう。

さあアイドルアニメの概念について考えてきたが、大きく二つのジャンルが存在する結論に至った、もちろんどの作品も個性的であり唯一無二であるが。

そろそろ、バナナの時間なので本記事はこれまでにしようと思うがアイドルアニメとはとても面白い題材なのでまた機会があれば続きを書こうと思う。

最後にこの記事で述べた作品群を全て視聴しているわけではないので間違っている点などがあれば申し訳ありません、またバリバリの主観で考えているのであなたの意見も聞かせていただければ嬉しいです。

それではまた次の記事で。